2024年7月現在、中国への入国はビザが必要となっています。
しかし、トランジットで経由入国するスケジュールですと臨時入国が可能です。
こちらの記事ではトランジットを使って、上海に入国する方法をご案内していきます!
事前準備をしっかりして行きましょう。
トランジットとは
トランジットとは下記の3つをまとめて呼ばれる事が多いです。
・トランジット:目的地までの燃料補給などの為に降りること。
⇨乗客は機内待機がほとんどで、搭乗員が交代したり、燃料や機内食の補給をする事を言います。
・トランスファー:目的地までに飛行機を乗り換えること。
⇨飛行機の乗り継ぎの事で、電車の乗り換えと同じ感覚です。荷物は同じ航空会社の場合は航空会社側で行なってくれますが、別の場合はご自身で行う必要があります。
・ストップオーバー:乗り換え地での途中降機。
⇨乗り換え地で24時間以上滞在することを言います。一旦荷物は受け取り、観光をしてから乗り換えをします。
つまり、上海への旅は詳しく言うとストップオーバーになります。
入国条件
2024年7月現在、日本からの入国は制限されており、ビザがないと入ることは出来ません。
しかし、下記条件を満たせば、ビザ免除で144時間の入国が認められています。
※入国条件は明確に表示されており、2023年10月に中国の国家移民管理局から正式発表されたものですので裏技ではありません。
①72時間もしくは144時間のトランジットビザ発給対象国の国民であること。(日本はこちらに含まれています。)
②有効期限3ヶ月以上のパスポートを保有し、中国を経由して第三国・地域へ入境すること。
③72時間もしくは144時間以内の搭乗日と座席が確定された航空券または関連証明書を所持していること。
こちらがビザ免除での入国が適用される条件になります。
満たされていないと、入国拒否もしくは日本を出国するとが出来ませんのでお気を付けください。
日本から上海へ行く場合、日本⇨上海⇨第三国⇨日本というように、上海を経由して第三国へ入境し、日本へ戻るスケジュールにする必要があります。
第三国とは
第三国ですが、どちらの国でも問題ありません。香港、台湾、マカオ、の地域も含まれます。
入国前の国(今回は日本)と別の国であれば大丈夫です。
中国側で重要としているのは、第三国へのフライトが確定しているかどうかです。
旅行のスケジュールに合わせて選んでください。
筆者の周りでは、香港・ソウルを第三国に選んでいる事が多いです。
滞在時間と滞在範囲
2024年7月現在、上海で入国手続きをされる場合は144時間滞在が可能です。
72時間滞在は湖南省、桂林市、ハルビン市のみですので古い情報にはお気を付けください。
ただし、滞在する地域は限られてきます。
上海・浦東国際空港から入国した場合、上海市・江蘇省・浙江省での滞在に限られますで、北京など他の地域に滞在することは出来ません。
宿泊先や観光先には十分お気をつけ下さい。
チケットの買い方
チケットは、完全に別々に購入して大丈夫です。
寧ろ、別々で購入しなければ、6日間時間を空けたトランジットチケットは出てきません。
注意点は、必ず入国から144時間以内に他国へ出国するチケットを購入して下さい。
上海⇨第三国⇨日本、のチケットに関しては滞在時間がほとんどない乗り継ぎ便でも問題ありません。
第三国での滞在状況などは中国側は重視しておりません。
失敗しない為に
出国・入国拒否されない為の事前準備はこちらです。
・航空券の座席指定を必ずしておくこと。またそのチケットを印刷しておくこと。
入国審査時にスマホを触っていると注意されます。これはどこの国でもそうですが、中国は特に厳しいですので、必ずスマホのスクショ画面であっても印刷しておきましょう。
・宿泊先の予約証明書を印刷しておくこと。
ホテルの予約が確定している証明も印刷して行きましょう。
予約画面のスクショやメール画面などの印刷ですが、ホテルの住所や電話番号も記載されたものだと安心です。
確実に印刷した方がいいものはこちらです。
その他予約しているものがあれば、印刷して行きましょう。
滞在内で何をするのかが明確だと、すんなり入国が可能です。
何かあった時の為に、怪しくない要素を増やしておきましょう!
臨時入国カード
トランジットでのビザ免除入国の場合は、通常の入国カードとは異なりますので、記入する際は間違えないように気を付けましょう。
次の画像がビザ免除での臨時入国カードです。
書き方と記入例を画像にしましたので参考にして下さい。
色々な情報がありますが、すんなり入国審査を通過したい方は漏れの無いようにすると良いでしょう。
滞在先の電話番号も記入することをお勧めします。
入国審査
入国審査時は、
・パスポート
・臨時入国カード
・指紋登録完了カード
・上海出国時のフライトチケット(印刷物)
を見せて下さい。
指紋登録は上海に到着して、入国審査前に設置されている機械で行います。
完了するとレシートのようなものが出てきますので、そちらを提出して下さい。
14〜70歳までの外国人は指紋登録が必須です。必ず行いましょう。
また、何を聞かれても困らないよう、宿泊先の証明書なども手に持っていると安心です。
準備ができましたら、いざ入国審査へ!
滞在後の第三国への出国
こちらは至って普通です。
特別何か用意するものはありません。
航空チケットを持ち、出国カウンターでチェックインなどを済ませて出国手続きをしてください。
日本の出発時もそうですが、持ち出せないもの・持ち込めないものが各国ありますので事前に確認ください。
その他注意点は特にありません。
まとめ
今回は上海へトランジットでのビザ免除入国についてまとめました。
日本から上海へトランジットし、144時間滞在することは国で認められた制度ですので存分に使って旅行をしましょう。
また、2024年7月現在の情報であること、情報は随時変更になりますので対応しかねる場合もございます事をご了承ください。
変更があれば随時更新していきます。
ありがとうございました!
それでは、また〜
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